アーリーリタイア(FIRE)後の安全な投資方法を教えるよ

投資

アーリーリタイア(FIRE)後は、リスクの小さい投資をするべき

いきなりですが、100%安全な投資などあり得ません。これは確かです。

アーリーリタイア(FIRE)の本質は、投資などせずに、資産を食い潰していくのが正解だと思います。
食い潰していけるだけの資産を作ってないのに、リタイアするのは愚の骨頂です。

と言いながら、この資本主義社会の中で、資産があるのにそれを生かさないというのもこれまた考えるところがあるんですよね。

よって、私の結論としては、アーリーリタイア(FIRE)後には、リスクの小さい投資をするということです。

リスクの小さい投資方法

リスクを減らすには、2つの方法がある。

①投資額を小さくする
②リスクが小さい手法で投資をする

投資額を小さくする

100万円しか貯金がなくても、1万円なら、最悪無くなっても諦めがつきませんか?
同じようにリタイア資金1億円あれば、100万円くらいならなんとか諦めがつきます。

損失の大小の許容は個人に感覚によるところですが、資産の1%~10%程度の損失なら、ほとんどの方は抵抗がないはずです。

そういった最悪無くなっても諦めがつく額だけ投資に回すというのが一番安全かと思います。
その手法は、個別株や先物、CFD、FXなど色々とありますが、無難なのは、やはり米株インデックス投資でしょうか。

私は暴落時に米株ETFのVTIに買っています。最近ですと、コロナショック時にまとめて購入し、それ以来放置してますが、1年ですでに+60%ほどの利益です。実際、株を買うタイミングというのは数年に1度しかこないです。

VTIは、米国株全般に投資するETFです。なぜ、VTIというと、世界中の株に投資するより米国株の方がパフォーマンスが高いからです。そしてVTIは経費率が0.03%とかなり低コストということもあります。意外ですが、配当利回りも2%前後あったりします。これからも米国が世界の中心である事実は、そうそう覆らないと思います。

私は投資経験が長く、博打気質なんで、他にも個別株、先物、CFD、FXとはっきり言って、何でもやっていますが、それぞれにリスク管理が必要ですし、万人に勧められるものではありません。

リスクが小さい方法で投資する

今回の記事のメインは、こちらの投資方法です。

投資の基本は、「リスク=リターン」です。
よって、リスクが小さいということは、リターンも限られるということです。

未だに年率20%で元本保証といった詐欺にひかかる人が居ますが、そういった美味しい話はこの資本主義社会ではあり得ません。また、もしあったとしても、一瞬にしてその情報が知れ渡り、価格が高騰し、利率は一瞬で低下します。
とにかく「リスク=リターン」です。

ただ、リターンが小さいと言ってもそれは金額ではなくて率です。

1億円あれば1%のリターンでも100万円、10億円あれば1,000万円です。
元手があって、ミニマムな暮らしをしていれば、低リターンでも十分生活が可能です。

ちなみに、10年ほど前は、米ドルのスワップ(利子のようなもの)は5%近くありました。更に円高でもありレバレッジ2倍程度なら安全域であったため、5,000万円資産で2倍のレバレッジをかけ1億円の米ドルを買っておけば、楽々と不労所得500万円が達成できました。

現在は、世界中が低金利ですので、こんなことは出来ませんが、それに近いことは出来ます。

ほぼノーリスクで確実に儲かるのは、アービトラージ(裁定取引)

世界中の資産家と呼ばれる方々は、わざわざリスクある投資を行いません。
切った張ったと博打しているのは、お金のない庶民だけです。

ほぼ確実に儲かるのは、アービトラージ(裁定取引)です。アービトラージ(裁定取引)と言うと何だか難しそうですが、同じ商品の高い方を売り、安い方を売るというだけのことです。

最近、よく聞くのは、ビットコインなど仮想通過。

コインを扱っている業者はたくさんあるので、ある瞬間に

取引所A Cコイン100万円
取引所B Cコイン102万円

という価格が提示されていれば、取引所AのCコインを買って、取引所BのCコインを売れば、以下のように2万円が確実に儲かるということです。(手数料等はここでは考えていません)

102万円ー100万円=2万円

こういった同じ商品に対する価格差は、現物と先物やマーケットの違いなどあらゆる場所で生じており、この価格差を狙うのが裁定取引です。

ただ、こういった価格差は、いつも生じている訳ではないですし、実際には、アルゴリズム取引などAIを駆使して自動売買されることも多く、一般人では難しいのが実際です。

「じゃどうするの?」って話ですが、私が実際に行っているのは、スワップアービトラージ(スワップさや取り)と言われる方法です。また、株主優待クロスもノーリスクな投資手法として実践していますが、これについてはまた書きますね。

スワップアービトラージ(スワップさや取り)の方法

FXを経験したことがない方もみえると思いますので、簡単に説明します。

FXとは簡単に言えば、外国の通貨を売買する取引です。
ドルやユーロ、ポンドなど誰でも聞いたことがあると思います。

そして、外貨を売買すると、国家間の金利差により、スワップと呼ばれる利子のようなものが生じます。日本は長い間0金利が続いているため、日本より金利が高い他国の通貨を買えば、プラスのスワップがもらえますし、逆に他国の通貨を売ればマイナスのスワップになります。このスワップは、毎日口座に振り込まれます(マイナスの場合は、差し引かれます)。

それでは、具体的に説明していきましょう。

例:1米ドルが100円のレートで1万通貨(100円×10,000=1,000,000=100万円)を買いと売りを同時に売買するとします。
米ドル 100円 1万通貨 買い スワップポイント40円
米ドル 100円 1万通貨 売り スワップポイント-10円

同時に米ドルに売りと買いを入れると、例えばレートが90円まで下がっても、下記のようにプラスマイナスが同じになり相殺されます。もちろん、価格が上がっても同じことで、同じ価格で売り買いを入れるということは、価格変動に対しては、得も損もないわけです。リスク0です。

例:100円で買った米ドルが90円になった場合
買い (90円ー100円)×10,000=-100,000円
売り (100円ー90円)×10,000=+100,000円
合計0円

「それじゃ、永遠に儲からないではないか!!!」と言うことになりますが、ここでキーになるのが、先ほどのスワップなのです。

米ドル買いスワップ 40円
米ドル売りスワップ ー10円
合計 40円-10円=30円

米ドル買いスワップが40円に対して、米ドル売りスワップがー10円ですので、なんとその差額=40円-10円=30円が毎日毎日入ってくるのです。

30円×365日=10,950円
これが、1万米ドルの買いと1万米ドルの売りを1年間持ちづけた場合の利益です。

たかが1万円と思わるかもしれませんが、これが100万米ドルならどうですか?

30円×100(万米ドル)=3,000円
なんと、毎日寝ていても3,000円(30円×100(万米ドル)=3,000円)が口座に入ってきます。
1日3,000円、1ヶ月90,000円、1年で1,095,000円と主婦(主夫)のパートくらいのお金が全く働かずに入ってきます。しかもドルが上がろうが下がろうが関係ありません。

で、でも100万米ドルを買うって、100円×100万=10,000万円=1億円!!!
「こんな金あるわけないよ!!!」って言わるかもしれませんが、ここがFXの凄いところ。

FXはレバレッジがきくんです。レバレッジとは、元手より大きな金額のものを買えるのです。
具体的には、日本のFX口座なら、入金したお金の25倍まで買えてしまうのです。

極端に言えば1億円/25=500万円あれば1億円分買えてしまうのです。

実際には売りと買いの両方の元手として500万円づつが必要なので、合計1,000万円が必要になると言うことです。

1,000万円で100万円以上のスワップが貰えると言うことは、年率10%(税抜)投資がほぼノーリスクで可能と言うことです。

まぁ実際のところ、2021年現在、米ドルにここまでのスワップ差がないのですが、逆にもっと大きなスワップ差が生じている通貨もあります。
そして、今説明したように、実際に手持ちの資金の25倍で外貨を買うことには実は大きなリスクがあることも事実です。

ということで、スワップアービトラージの詳細で具体的な投資方法については、次の記事で書いてみたいと思います。

最後に投資は自己責任で。

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